脳ドックとは
脳ドックは全く神経症状がなくても、脳の検診をするというものです。多くの場合、脳血管障害が対象で、中年期以降に発症する事が多い事より、“40歳を超えたら脳ドックをする”ことが推奨されていました。単に隠れていた脳の病気があるのかを検査するのみでなく、現状を把握して、今後、脳の病気にならない様に生活改善や内科治療の開始を考慮することが重要です。
また、もう少し対象を拡げてもいいかもしれません。女性が出産時に脳出血を起こすリスクがあるのか、小児期より注意する脳疾患があるのかなど、今まで行われてこなかった年齢層でも未病、未発症、早期治療介入をする事で生活の質や安心度を高める事が出来るのではないでしょうか?
当院では、AI技術を導入した最新のMRI装置を設置致しました。撮影時間は約10分と従来のMRIよりも短時間での検査が可能になっています。さらに、脳波検査や歩行解析をすることで今までMRIのみで画一的に行われてきた脳ドックより見落としを少なくする事としました。
当院での脳ドックの内容
- a.
- MRI: 隠れ脳梗塞や脳腫瘍、脳の奇形の有無を検査します。
- b.
- 脊髄・脊椎MRI:椎間板ヘルニアや脊椎の変形などを検査します。脊髄自体の病気も検査可能です。しびれや痛み、筋力低下が気になる方が対象です。
- c.
- MRA: 未破裂脳動脈瘤や脳動静脈奇形、脳血管閉塞などを検査します。
- d.
- 脳波:てんかん波の有無や脳機能低下部位などを検査します。
- e.
- 心電図:脳梗塞の原因になる様な不整脈の有無を検査します。
- f.
- 血液検査・尿検査:脳血管障害や認知症の原因となる様な糖尿病や脂質異常がないかを検査します。
- g.
- 認知症検査:記憶機能や空間認識機能を検査します。
- h.
- 歩行解析:脳の疾患のみでなく、脊髄疾患やパーキンソン病の検討が行えます。また、筋力低下や姿勢の問題も分かってきます。
プラン
- a.
- ミニマム:MRI+MRA ¥33,000(税込)
- b.
- スタンダード;MRI+MRA+頚部MRA+心電図+血液検査・尿検査 ¥49,500(税込)
- c.
- アドバンス(認知症):MRI+MRA+心電図+血液検査・尿検査+脳波+認知症検査+歩行解析 ¥55,000(税込)
- d.
- 脊髄・脊椎:脊髄・脊椎MRI+血液検査・尿検査+歩行解析 ¥49,500(税込)
- e.
- 若年女性:MRI+MRA ¥33,000(税込)
- f.
- 小児:MRI+MRA+脳波 ¥52,250(税込) *脳波を除いた場合 ¥44,000(税込)
- g.
- ロックス インデックス検査:¥22,000(税込)
施設責任者および脳ドック実施責任医師:菅野 秀宣
使用MR機器:Canon Gracia 1.5T
画像読影医:菅野 秀宣